2015年6月15日 11:00
Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (4) 「型」と「変数」について学ぼう(前編)
これはほかの言語でも使える知識なので、決して無駄にはなりません。
なお、ぱっと見て同じように見えるデータであっても、型が違えば別物ですので注意が必要です。例えば数値の3と文字列の’3’は別物です。前者は引き算に使えますが、後者は使えません。後者はあくまでも文字列としての3であり、数値ではありません。
○変数
型の続きを説明する前に変数の話をしてしまいましょう。変数はデータを格納するための箱のようなものです。プログラミングは1行1行に命令を書き連ねていくことで実現されますが、後ろの行で前の行の結果を利用する場面などが必ずあります。
そのような場合に、変数に命令の結果を保存して、それを後で使うといった利用方法がとられます。イメージとしては以下の図のようなものとなります。
変数の使い方は非常に簡単で、以下のように
変数名 = 変数に入れたい値
と宣言するだけで、変数に値が格納されます。変数名はアルファベットから始まる「特別なキーワード」を避ければ、好きなものを使ってかまいません。特別なキーワードとは、これからの連載で扱う「Pythonの文法」で利用されるものです。たとえば、条件分岐のifやelseなどは変数名には使えません。