『俺の家の話』でも注目の前原滉、人生を変えたヒッチハイク「小栗旬さんにはなれない」
小栗さんになれないなら、なれなくていいじゃないか。別の道を探せばいいじゃないかと。自分を認められるようになっていったんです。
――大きな変化があったんですね。
そこから養成所でも三枚目のお芝居とか、人を笑わせるためにここをやってみようといった意識が増えて、そこが評価されるようになって事務所所属に繋がっていきました。あのときヒッチハイクをしていなかったら、いまだにアルバイトをしながら養成所に通っていたかもしれません。
――自分らしさを受け入れたことが今に繋がったんですね。
そこからはあまり迷っていないです。
だから今回のように主演となると逆に緊張しますが、そこは自分なりの主演という形をこれから見つけていけたらと思っています。
○■前原滉といえばこれ、という部分も作っていきたい
――前原さんには不思議な空気感があります。『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系)での小学生役も違和感がありませんでしたし、『俺の家の話』では、すごくほんわかしているのに、でも親権を争うんだ!?という役もハマっています。
「エモい」っていう理由だけでね(苦笑)。Twitterでエゴサーチしたら、「エモいという理由だけで選ぶな」