え? 本当にわかってる? 不安になるほど安い値段設定です。しかし、何度確認してもおじいちゃんは「わかっている。わしにまかせろ」と言います。
じゃあこのファルーカに乗るか、ということでとりあえず出発したものの、しょっぱなから近くに停泊していたクルーズ船に激突。船の上から見ていたエジプト人、爆笑です。おいおい…大丈夫かな…。
そんな不安は即的中。おじいちゃんは体勢を整えてファルーカを進め始めたのですが、船は行きたい方向とは真逆に突き進んでいきます。
どこへ連れて行く気…!?
「そっちじゃない!」「行きたいのはこっち!」と指を指しながら、「サヘイル島」と連呼したら、ようやく理解したおじいちゃん船頭。「サヘイル島は遠いから追加料金じゃ!!」と言いだします。「だから最初から『本当にわかっている!? 大丈夫!?』って再三確認したのに!」と怒りたくなる気持ち、おわかりいただけますでしょうか…?
こうして船上で交渉(説得?)を繰り広げた末に、何とかそのままサヘイル島へ到着することができた私たち。島はもちろんすばらしかったのですが、その感動よりも「おじいちゃん、船頭の仕事からもう引退した方がいいんじゃ…?」