2015年6月18日 08:00
Beaconでお客様の位置を把握! 屋内位置情報をビジネスに活かすツールとは
Bluetoothの電波強度から単純に考え、数メートルおきにBeaconを設置すれば面でカバーできると考える人もいますが、それでは不十分です」(清氏)
建物の構造等を配慮し、情報を取得したい場所をしっかりとカバーできるようにBeaconを配置することで、ムダがなく目的に合わせたデータ取得ができることを同氏は主張する。
また、データ取得には、Bluetooth送信機さえあれば事前に来訪者がアプリをインストールするなどの手間をかけず、回遊情報を取得することが可能だ。(同氏によると、現在、Bluetoothをオンにする人が増えつつあるという。)
「BLEがiPhoneに搭載されたことが大きな要因でしょう。消費電力が小さく、周辺機器との接続以外にも利用できるようになったことで、常時オンにしている人が徐々に増えています。今後はさらに増えるのではないでしょうか」(清氏)
○ブラウザベースで滞留や導線を見える化する「Beacon Analytics」
細かなデータ取得をした後にその解析を担うのは「Beacon Analytics」だ。
これは、ブラウザベースで利用できる分析ツールで、Beaconから取得した情報を分かりやすくビジュアル化する。