2015年6月18日 08:00
Beaconでお客様の位置を把握! 屋内位置情報をビジネスに活かすツールとは
ターゲットを絞った展開をしたい時や、アプリの開発を行ないたい時などの準備に活躍するデータだ。
「エンドユーザーの企業でも、どの店舗に人が多いかという程度ならば簡単に把握できます。実際には、コンサルタントの方やパートナーが分析し、提案を行なうという形になるでしょう。Beacon Analyticsは、具体的に何をすればよいのかまでは提案しません。その部分を考えるために必要な材料となる分析をどれだけオートメーション化できるかがポイントだと考えています」(清氏)
○幅広い業界の需要に応える「BLE Beacon × Beacon Analytics」
パルコという大型商業施設での導入事例があるわけだが、活用の範囲はかなり広そうだ。たとえば、美術館や博物館といった施設では、特定の展示物の前にいる人に対して情報を提供したいという需要が以前からあったが、これにも対応できる。
「中古車店で、ある車の前に5分間立ち止まっている人にはプッシュで情報配信を行なう、というようなことも可能です。営業担当者を呼びますか、というようなメッセージを出してコミュニケーションにつなげることができますよね。
また、自治体では観光客への対応や介護分野での需要が高いですね。