2015年7月2日 14:02
備えあれば憂いなし - いざというときのために知っておきたいGIGABYTEの「DualBIOS」
2015年6月、"Broadwell-K"(開発コード名)こと、デスクトップ向けの第5世代Coreプロセッサが発売となった。これに先駆けて、マザーボードメーカー各社はBroadwell対応のBIOSを提供している。PC業界では、新製品への対応に限らず、不具合の修正や機能の追加などの理由からBIOSの更新を行うことがしばしばある。
かつてはちょっと面倒だったBIOSの更新も、現在では専用のユーティリティで楽になった。しかし、それでも万が一ということはある。もし、BIOSを更新する際にトラブルが発生し、BIOSが破損してしまったら……。
今回はGIGABYTEのマザーボードに搭載された「DualBIOS」を使って、BIOSにトラブルが発生した場合の対応を紹介する。
○そもそも「BIOS」ってなに?
マザーボードのBIOS(Basic Input/Output System)は、接続されたグラフィックスカードやキーボードやマウス、ストレージデバイスなどを制御するために用いられている制御用プログラムだ。
近年では機能の複雑化が進み、入出力機器の制御だけでなく、電源管理や温度管理、オーバークロックへの対応など、PCの基本的な動作をつかさどる非常に重要な役割を果たすようになった。