2015年7月2日 14:02
備えあれば憂いなし - いざというときのために知っておきたいGIGABYTEの「DualBIOS」
また、メインBIOSが破損してしまった場合には、バックアップBIOSをメインとして利用する。これらの一連の動作に操作が求められることはなく、不具合が発生したとしても「DualBIOS」が自動的に回復し、ユーザーはほぼ何もしなくてもシステムが再び動作可能となるわけだ。
では、DualBIOSが動作した際には、どのような画面が表示されるのだろうか。今回は、BIOSを更新している最中に無理やり電源を落とし、メインBIOSの内容を意図的に破壊してみた。
次の起動時にBIOSの診断が行われ、メインBIOSが不正な状態であることを検知。バックアップBIOSからリカバリーしてもOKかどうか問われるので、復旧させたい場合は"OK"を押してリカバリーを進めよう。メインBIOSへの書き込みが完了すると自動で再起動され、再度BIOSの状態をチェック。問題なければ、そのまま通常通りの起動プロセスが開始される。
オーバークロック機能に特化した上位モデルでは、2つのUEFI BIOSを任意に切り替えるための「DualBIOS Swicher」がバックパネルに搭載されている場合もある。
○もしものときに備えて
BIOS更新の失敗は、慣れたユーザーであっても、ふとしたきっかけで起こってしまうもの。