くらし情報『小売・流通業とマーケティングのトレンドを読み解く (2) "烏龍茶飲料 売上No.1"はどうやって調べてるの? - 身近なデータ活用事例』

2015年7月2日 16:59

小売・流通業とマーケティングのトレンドを読み解く (2) "烏龍茶飲料 売上No.1"はどうやって調べてるの? - 身近なデータ活用事例

を導入。当時、通産省が普及を促進していた「JANコード」とあわせて、商品ごとの売上管理を開始しました。(業界内ではセブンイレブンがJANコードを普及させたと評する声もあります)

これにより、「売れ筋の欠品を防ぎ、死に筋を排除することで大型店舗にも負けない "実質的な品揃え" を実現する」独自の経営手法「単品管理」を開発し、店舗当たりの売上が業界平均より3割以上高いという結果に。現在の圧倒的な地位の礎を築くことに成功しました。

この経営手法は、世界的にも「tanpin-kanri」として尊敬を集め、それまで会計管理の域に留まっていた小売・流通業界のデータ活用を一気に加速させるきっかけとなりました。

セブンイレブンの成功により、仕入れにデータを活用することは業界の常識となり、近年では、会員証や共通ポイントカードを用いて「誰が買ったか」という要素を加えて管理する手法が普及しています。これにより、単純な売上に留まらない「リピート率」や「買った人の属性」といった観点を持つことが可能となり、本当に気に入ってもらっている商品や定番化する商品を判断することができます。例えば、ローソンでは発売当初、店舗当たり1,2個しか売れていなかった「ブランパン」

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