2015年7月2日 16:59
小売・流通業とマーケティングのトレンドを読み解く (2) "烏龍茶飲料 売上No.1"はどうやって調べてるの? - 身近なデータ活用事例
例えば、「烏龍茶飲料No.1」というラベルの下には、小さく「インテージSRI調べ 烏龍茶飲料2014年1月~2014年12月累計販売金額 全国SM・DRUG・CVS計」という表記があります。
これは、インテージという会社が提携する全国のスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアにおける烏龍茶飲料の販売金額を集計し、同データから推測した結果、「サントリーの烏龍茶がNo.1だと予測した」という意味になります。
データを活用することは、大型化・チェーン化が進む小売・流通業界では、もはや必要不可欠のものと認識されています。担当者は日々、少しでもお客様のニーズを掴もうと必死にデータを収集し、分析を続けています。
最近では、インターネットショッピングやスマートフォンアプリにて収集されるデータを活用する方法も模索されているなど、ますますの発展が期待されています。
全国的なヒット商品ではないけど、実は気に入って毎日買っている商品――その愛が伝わり、自分好みに商品開発が進んでいくような日も、遠くないのかもしれません。○執筆者紹介
伊藤 圭史
Leonis & Co.共同代表
および トランスコスモス オムニチャネル推進室 室長
上智大学卒業後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現 : 日本IBM)