くらし情報『小売・流通業とマーケティングのトレンドを読み解く (2) "烏龍茶飲料 売上No.1"はどうやって調べてるの? - 身近なデータ活用事例』

2015年7月2日 16:59

小売・流通業とマーケティングのトレンドを読み解く (2) "烏龍茶飲料 売上No.1"はどうやって調べてるの? - 身近なデータ活用事例

という商品のリピート率・ヘビーユーザー率が高いことに着目。各店舗を訪問し置く数を増やすようお願いするなど、地道な努力を続けたことで大ヒット商品に成長させるなど、データを活用した展開に成功しています。

このように、商品別の売上は小売・流通自身だけではなく、メーカーにとって実は欲しくて仕方がないデータです。

メーカーは、市場の状況や売れ行きを見定めて、商品開発や在庫調整、流通網の判断などを行うのですが、小売・流通を介してお客様と接するという事業モデルである故、そのための情報源は自社商品の売上やアンケート調査など極めて限られてしまっています。

そこで、小売・流通業におけるPOSの発展と共に、全国の小売・流通業のPOSデータを収集しメーカーに販売する会社が現れました。例えば、業界大手のカタリナマーケティング社では、小売・流通業に対して、買ったものに応じてクーポンを発券し、お客様の再購買を促すレジ前クーポンの仕組みを提供し、その代わりにデータを収集。これを、メーカーに販売しています。

実は、冒頭に挙げた「○業界 売上No.1」といった表記は、このような会社が公表するデータに基いて発表されています。

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