2015年7月7日 10:30
超プレイボーイに愛される女性とは? 光源氏を魅了した女性はこの3タイプ
光源氏の愛人たちの中では実質ナンバーワンでした。
明石の君は身分は低かったのですが、六条御息所に匹敵するぐらいの教養の持ち主。光源氏が彼女に求愛したのもそういった理由からでした。明石の君は当初、身分の違いから光源氏の求愛を拒んでいましたが、父親の勧めもあって最終的に光源氏の愛を受け入れ、女の子を身ごもります。その子が先述した紫の上が「愛人から引き取り、皇后にまで育て上げた子」です。
この2人に共通しているのは、初めは光源氏の求愛を拒んだこと。ころっと自分になびく女性よりも、自分の考えをしっかり持っていて身の振り方をわきまえている、その誇り高さが故に光源氏は興味を持ったのでしょう。ただ、光源氏は彼女たちと話すときは常に気を張っていないといけないから少し疲れるとも言っていますから、賢すぎるのも問題だったみたいです。
○女は気ごころで勝負 - 「花散里」「末摘花」
女性には事欠かなかった光源氏ですが、関係を持ったのはなにも美人だけではありません。「花散里(はなちるさと)」と「末摘花(すえつむはな)」の2人は、特別美人ではありませんでしたが、光源氏から重宝された女性でした。花散里は、先に見た4人のようにずば抜けて美人でも教養があるわけでもなかったので、正直言って花散里の家に光源氏が足を向ける日はそう多くはありませんでした。