2015年7月14日 18:00
パーソナライズド動画とは - 事例から見る動画活用の可能性(上)
複雑な内容だと、自分で読み解いていくためには能動的な努力が必要になるが、動画による説明なら顧客は受け身で楽に理解できる。要は、顧客体験の質が根本的に違うのだ。
一方で、動画の最大の難点は、内容の検索性の低さにある。自分に必要な部分だけを抜き出して見ることは、現状難しく、自分に関係無いもしくは関心が無い内容まで見る必要がある。
パーソナライズによってその問題を解決することができると筆者は考える。加えて、視聴者のニーズや関心のある内容だけを見せることにより、非常に高い反応を得ることもできるのだ。
この「パーソナライズド動画」は今後、データドリブンなOne to Oneマーケティングを実現するための大きな武器になるだろう。次回は、国内外の具体的な事例とその効果を見てみよう。
○著者紹介
岡本泰治
株式会社ディレクタス 代表取締役。リクルートを経て、1993年にディレクタスを設立。以後一貫してデータベースマーケティングに携わる。航空会社や自動車メーカー、総合電機メーカーなど大手企業のEメールマーケティング戦略を立案したほか、2012年よりBtoC向けマーケティングオート メーションの導入・運用を開始。