2015年7月23日 17:20
SEOに効くWebサイトのつくり方 (1) SEOに取り組む時代は終わったのか?
この考え方は間違いではありませんが、SEOの本質を掴んでいるとは言えず、非常にもったいないことだと思います。
SEOという言葉の本質とは、一体何でしょうか。
ほんの数年前まで、企業が自社サイトなどのSEO対策を行う際には、「インターネットユーザーのためになる施策か」ということをおざなりにし、「いかに検索結果の順位を上げるか」という部分だけがクローズアップされていました。
Googleの検索エンジンは、独自のアルゴリズムにそって機械的に「そのWebサイトがユーザーにとってためになるかどうか」を判断しているわけですが、その当時、アルゴリズムが未熟だったために判断するポイント(項目)がシンプルでした。例えば、「ページに沢山キーワードが入っていること」や「ほかのサイトから沢山リンクが張られていること」などが一例です。
これらの状況を意図的に作り出せば、ユーザーにとって有益かどうかは関係なく、検索結果の上位に表示される ―― その結果が、順位操作を目的としたスパム行為の横行を生みました。SEOと聞いてネガティブな印象をもつ人は、このような悪質な施策のイメージを強く持っているのではないでしょうか。