くらし情報『大竹しのぶ&大倉忠義、家族の愛憎劇「見守って」杉野遥亮は俳優としての学びも』

大竹しのぶ&大倉忠義、家族の愛憎劇「見守って」杉野遥亮は俳優としての学びも

一緒に楽しんでください。
○池田成志 コメント

演出家と海を挟んだ遠く離れてのリモート稽古で、空気感などがお互いうまく伝わっていない部分もあったなとも感じていて、もっと稽古をしたかった…。
僕の役は、奥さんのモルヒネ中毒や、息子の病気という心配事が多いので、単純な苛立ちに感情をフォーカスしがちになってしまい、治る、きっとうまくいく、というような家族としての基本的な気持ちになかなかたどり着くことができなかった。作品を通して、家族って単純ではないんだな、難しいなと改めて感じました。
この作品は台本が分厚くてものすごい情報量です。身に染みたとか、わからないとか、ここが響いたとか、観てくださった方それぞれに、色々な感情がわいてくると思います。それだけ複雑な内容なんだと僕たちも実感しています。とても苦しくなると思うので、休憩中にいっぱい深呼吸してください(笑)。
終わったら、少しだけ気が晴れるような作品にもなっていると思います。

舞台写真撮影:細野晋司

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