2015年8月3日 12:52
IBM Watson活用事例と今後の可能性を語る - SoftBank World 講演『Watsonが世界を変える Change the World』
最初に紹介されたのは、eyeQという企業が提供するアプリケーションによる「Personality Insight」のデモ。自転車店を例に、来店客をカメラで認識、年代・性別・表情を読み取る、来店客がサイネージに自分のTwitterアカウントを入力、ツイートの内容から趣味趣向・ライフスタイルなどを分析、適した商品を提案する、という内容だ。こうした手法によるパーソナリティー分析は、端末との組み合わせにより非常に広い範囲に応用できる可能性がある。
もう一つは、IBMが今年2月に追加した開発者向けサービスのひとつ「Speech to Text」を活用した映像編集のデモ。TEDカンファレンスの膨大な映像を事前にWatsonに読み込ませ、Speech to Textにより音声をテキストに変換。これを専用のアプリとひもづけることで、任意のテーマについて語られている部分をキーワード検索で選び出すことができる。さらにその重要な部分を自動的につなげ、1本のハイライト映像にまとめることも可能だという。会議・学会などの記録や映像編集業務など、こちらも応用範囲は広そうだ。
●人工知能とロボットが変える未来像
続いて、ベンダーの展示から注目した製品と、中山氏が考えるその応用の可能性が紹介された。