悠久なる星の海へ - 12K MEGASTAR-FUSION最新作で、三次元宇宙を飛ぶ
移り変わる自然の中で、雲間から少しずつ星が見えてくるときのわくわく感、現れる大宇宙の星々の圧倒的な存在感…こんな体験は他のプラネタリウムではなかなかできない。
そして見どころは、宇宙への旅立ちだ。過去の作品では地上で見上げる星々を表現してきたが、本作では三次元の宇宙を飛ぶ。星々の中を突き進むにつれ、見慣れた星座も形を変え、後ろに飛び去っていく。デジタル映像では見られる表現だが、光学式とデジタル式を融合したMEGASTAR-FUSIONで表現するのは今回初めて。光学式で投影される星は強いきらめきを放つため、その中を飛ぶ宇宙旅行は、全身に強く刻み込まれるスペシャルな体験となる。
今回の番組用に、従来のMEGASTAR-FUSIONシステムに加えて専用の光学式個別投影機10台を新たにそろえ、1つひとつの星の位置を高速で変えリアルタイムで制御するという最新技術を駆使している。「FUSIONは新しい進化を遂げた。
今後の方向性を示す大きな一歩です」と大平さん。いったいどこまで進化し続けるのか、これからの展開も楽しみだ。
地上の光が放つ星、夜空の星、この世は星で満たされている。その中を縦横無尽に飛ぶこの夏限りのスペシャルな宇宙旅行にぜひ出かけて見てはいかがだろうか。上映は8月23日(日)まで。9日(日)と16日(日)は大平貴之氏の上映解説会がある。