2015年8月6日 21:56
迷走のスプリント事業に光 - ソフトバンク孫社長、あと2年で復活と宣言
話し合いの結果、ついに設計図が完成した。日本における成功を、アメリカでも再現できると確信した」と孫氏は強調した。
孫氏はプレゼンの最後に「結論として、改善への道筋が見えた。長くて暗いトンネルだったが、トンネルの向こうに光が見えた。いまではスプリントを買って良かった、と心から思っている」と話した。
●2年後に改善の効果が見えるように
○ネットワークで眼に物をみせてやる
質疑応答では、記者団からスプリントの経営に関する様々な質問が寄せられた。プレゼンにおいて「ソフトバンクが日本市場で他社を追い抜いた方法で、アメリカ市場でもスプリントの業績を改善させていく」と宣言した孫氏に対し、ある記者は「ソフトバンクの業績は、iPhoneがあったから回復できたのではないか。ノウハウだけなら、他社も追随するのではないか」と質問した。
これに対し、孫氏は「iPhoneがソフトバンクに来たのは、我々がボーダフォン・ジャパンを買収した数年後。その頃すでに営業利益は好転しており、純増もNo.1になっていた。iPhoneが業績を回復させたと解釈されるのは、いささか事実と異なる」と反論。また、業績回復の施策については「細かなノウハウがたくさんある。