2015年8月6日 21:56
迷走のスプリント事業に光 - ソフトバンク孫社長、あと2年で復活と宣言
これでは実行する前から答えが見えている。それで我慢できなくなり、僕がチーフ・ネットワーク・オフィサーになった。代替案として、設備投資を大幅に圧縮させた、2年で終わらせる、他社をぶっちぎれるネットワークを提案した。本格的な改善はこれから」と解説。「少なくとも、現状のスプリントのネットワーク設計は私の手がけたものじゃない。でも、これから展開するのは俺の設計。眼に物をみせてやる、くらいの気持ちで取り組んでいる」と笑った。
業績を2年で改善させると語った孫氏に対して、ある記者は「2年でスプリントの再建を終えるという意味か」と質問。
これに対して孫氏は「大幅な改善が認められるのが2年後という意味。いまは材料を集めている段階で、1年後には建設が始まる。2年後には7、8割の建設が終わる。お客さんにも成果を実感してもらえると思う。そこから先も毎年改善していき、いずれは他社を抜く」と回答した。
「スプリントを買いたい、という他社からの問い合わせはあるか」という質問には「あまり買いたいという申し出はない。世の中の大半の人は、スプリントは大丈夫か、と思っているのではないか」と苦笑い。しかし、続けて「買いたいって話は来てないけど、売りたくはない」と強気の表情もみせていた。
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