くらし情報『IoTの深層 (3) ダイキンが目指した"ビジネスの変革"』

2015年8月25日 08:00

IoTの深層 (3) ダイキンが目指した"ビジネスの変革"

業界として、あまりそうしたビジネスに目を向けてこなかったので、先に着目することで、差別化要素として広げていこうと考えました」

7年間という契約期間である以上、アナログデバイスとして故障は避けて通れない問題。そこでサポート料金込みでサポートを行うことで、ユーザーの安心につなげる。"ユーザーにとっての安心"と"ダイキン側の実利"のバランスをとった解決策だが、もちろんメーカーとしては故障はできるだけ避けたく、事前にエアコンの故障が把握できるのであれば、それに越したことはない。

そこで、ダイキンHVACソリューション東京はもうひとつのソリューションを組み合わせた。

髙橋氏「ダイキンでは、以前から『DAIKIN D-irect』というサービスを展開しています。これは、室内機にオプション基板を組み込み、Webサービスで室内温度と設定温度、消費電力などを簡単に確認できる"見える化"を行ったものです。

ただ、この既存サービスでは、ユーザー様のネット環境へLANケーブルで接続しなければならず、中堅中小企業などのオフィスでは『社内LANに接続したくない』といった話があった。そこで、KDDIのモジュールを使おうという話になったのです」

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