2015年8月28日 17:38
3Dプリンタでつくった"縫い目のない服"を展示! - 東京都・伊勢丹新宿本店「彩り祭」
「memomi」という名称には「memory」の意味も込められており、普通の鏡であれば身をよじっても完全には見られないバックスタイルもじっくり眺めることができる。
試着の様子を記録できるため、違う洋服を着た状態を並べて比較することもできる。試着を繰り返し、結局どれが一番似合っていたか判断がつかなくなることもありがちだが、このデジタル技術を使ったミラーを使うことで、よりじっくりと自分に似合う洋服を選ぶことができそうだ。実際、会場では老若男女問わず、ライフスタイルに敏感な層が「memomi」を試用していたという。今後、イベント終了後も同店の売り場で試着に「memomi」を利用する試みが予定されている。
○洋服を「印刷」する3Dプリンタ
また、「memomi」の隣には3D生地プリンタ「ELECTROLOOM」で作成した生地のサンプルが展示されている。ポリエステルと綿を含む液体を型の上に噴霧し、 縫い目のない衣服が作られるもので、この1年間で進化した同機による出力の成果を並べて展示している。
素材の触感は、レインコートの生地に近いハリ感のあるものだという。
今後も同プロダクトは進化を続けるということで、「縫い目のない服」