キレイ・寄れる・ブレない - タムロン、フルサイズ用「SP」レンズを大幅リニューアル
「前出の特長(キレイ、寄れる、ブレない)と、使いやすいサイズをベストなバランスで作り上げるためF1.8としました。特に防振については、大口径用の手ブレ補正ユニットをいかに収めるかに苦心しました。光学設計と機構設計のせめぎ合いを、工夫を重ねて乗り切っています。結果、非常に実用性の高いレンズとして仕上がったと思います」(佐藤氏)。
手ブレ補正の効果については、SP 35mm F/1.8 Di VC USDが3.0段、SP 45mm F/1.8 Di VC USDが3.5段(ともにCIPA基準)とのこと。各製品の詳細な仕様等については、こちらの記事をご参照いただきたい。
○新しいアイコン、ルミナスゴールドのリング
千代田氏の言葉にもあったように、今回のSPレンズのリニューアルでは、その外観デザインも重要な要素となっている。デザインを担当したタクラム デザイン エンジニアリング代表 田川欣哉氏は、タムロンの開発者約50人と密に対話を繰り返し、以下の3つのポイントを導き出したという。
高品質でトータルバランスの良いデザイン
ひと目見てタムロンの製品と判るアイデンティティ
レンズキャップやボックスも含め、統一された世界観の構築
特に、2つめのアイデンティティについては、ユーザーにお馴染みの金リングを一歩進める形で新たなデザインに昇華。