2015年9月3日 08:00
「モバイル広告大賞」から「コードアワード」へ - 14年の歴史から紐解く、これからの広告コミュニケーションとは
営業マン全員で、関わりのある広告代理店に対し「応募していただけませんか」と地道にお願いしてまわりました。結果、無事に開催できた上にかなり好評だったんです。
受賞作品のクライアントは自分たちのやってきたことが社内に認められ、広告代理店担当者は社内に対して良いPRになったみたいで。その後、モバイル広告大賞そのものも「世界のモバイルマーケティングにおける先端事例集」として、海外でも知名度を上げていきました。
それに伴い、モバイル広告大賞を主催する日本はモバイルマーケティングの先進国で、その流れを中心的に率いているのがD2Cだとグローバルに伝わっていく、うれしい効果もありましたね。
――― 受賞作品の傾向は、回を重ねる度にどう変遷していったのでしょう。
モバイル広告大賞は2002年~2013年まで開催しました。この12年は新たなテクノロジーが次々と生まれる時代だったこともあり、それらを用いた作品が目立ちましたね。
とくに通信速度が上がり始めてからは、できることが格段に広がりましたから。
たとえば、バナー広告はモノクロからカラーになり、モバイル広告は単なる広告ではなくマーケティングツールとしても活用されるようになりました。