2015年9月4日 00:10
埼玉県・川越工業高校とパナソニック、ギネスに挑戦 - 乾電池「エボルタ」で走らせるオリジナル電車
説明会には、由利高原鉄道の春田啓郎社長も招かれた。
春田氏は「私は4年前に一般公募で選ばれた社長。鉄道が好きで、かねて何か新しいことをやりたかった。今回の話をいただいたとき、ぜひやらせて欲しい、前例のないことをやろうと引き受けた。秋田県の人口が減りつつある現在、新しいことをやって地方の鉄道を盛り上げたい。全市をあげて応援するつもりで、できる限りのサポートをしていく。チャレンジが成功することを祈っている」と話した。
○生徒たちが車両を紹介
説明会のあと、生徒たちがオリジナル車両を紹介していった。
モーターは前後に1基ずつ搭載する。外形はすでに出来上がっているが、エボルタの単1形乾電池をいくつ使うか、どこに乾電池を積むか、走行時に何人の生徒を搭乗させるかなど、まだ決まっていないことも多いようだ。
電車班を率いる槻木澤(つきざわ)拓海さんは、「8月の試走で初めて気が付くことも多かった。レールの幅が広い箇所では脱輪する恐れもあったので、車輪の厚みを増すなどして安全を確保していく。先輩たちが築き上げてきたベースを活かしつつ、これからも改善を重ねていきたい」と話した。
本番まで、あと2か月。