2015年9月4日 11:00
【FEST2015】社長が交代した日本マイクロソフト、2016年度も"変革"を後押し
会長としてそうした立場にたっていきたいと考えています」と決意を語った。
そんな樋口氏の口から出たのもワークスタイル変革について。これについては国との連携による地方創生を受けた取り組みも実施しているのだという。「先ほど平野が触れたテレワークウィークでは、ある実証実験をおこないました」と樋口氏。
北海道の別海町にある廃校をオフィスに作り替え、実際にマイクロソフトの社員、家族を含めてそこで働いてみたのだという。
「このような取り組みをすると、地域のみなさんも何が起こっているか興味が沸いてきますし、雇用機会も高まります」(樋口氏)
実験を繰り返し継続することで、実際の地方創生に役立てられるだけでなく、労働力の確保と競争力の強化が両立できる社会が生まれることを期待したい。
また、年金機構による情報漏えいなど、注目が集まるセキュリティ対策については「まもなく始まるマイナンバー制度や、BYODによるデバイス管理など、管理面で難しさやリスクが高まる背景が揃っています。だからといって使わせないというのはダメで、安全性を担保しながらきっちり使っていくのが基本です」と樋口氏。
マイクロソフトといえば、ペンタゴンに次ぐサイバーアタックの標的であることは有名だ。