2015年9月5日 08:00
定年まで空に!? - JALに聞いた、CAのキャリアアップ
●実は体力が必要な職業
飛行機に乗るとき、一番長い時間お世話になるのが客室乗務員(キャビン・アテンダント)。狭き門を通った人だけがなれるこの華やかなポジションの先には、どんなキャリアが待っているのか。日本航空の客室乗務員・菅野伊佐美さんに聞いてみた。
○役員秘書から客室乗務員へ
菅野さんは大学の文学部英米文学科を卒業後、大学の教授室助手として1年3ヶ月間務めた。その後、企業で役員秘書として働いた後、2001年に既卒採用で日本航空に入社。2013年4月から機内販売の商品企画や、機内販売誌『JAL SHOP』の制作に携わっている。
――航空会社に入ろうと思ったきっかけは?
映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』を見てから「一期一会」という言葉に惹かれていたのですが、大学卒業後、別の航空会社で働いていた友人に「一期一会は、客室乗務員の仕事の醍醐味だよ」という話を聞いて、私もそんな仕事をしてみたい! と思うようになりました。ちょうどその頃、日本航空でほぼ3年ぶりに既卒採用があったので、チャレンジしてみることにしたんです。
――予備校には行きましたか?
大学時代に、就職活動対策として一般常識などをセミナーには参加したことがありますが、とくに客室乗務員向けのスクールなどには行きませんでした。