くらし情報『中小企業にとってのマイナンバー制度とは? (12) マイナンバーの収集 システムで異なる業務運用』

2015年9月7日 10:00

中小企業にとってのマイナンバー制度とは? (12) マイナンバーの収集 システムで異なる業務運用

クラウドのシステムでは、本人確認書類を画像データとして取り込み、登録されたマイナンバーと紐付けて管理できる機能をもつものもあります。これができれば、従業員が自宅でスマートフォンから入力する際に、本人確認書類(通知カード+運転免許証など)も撮影して画像データとしてアップすれば、担当者はパソコン上で本人確認することもできます。扶養親族の通知カードも同じようにアップするようにすれば、扶養親族のマイナンバーの正しさも担保することができます。

これらのクラウドのシステムでは、収集および本人確認がシステムに組み込まれたかたちになっていますので、オンプレミスのシステムに比べ、マイナンバー収集時のリスクや手間が大幅に軽減されます。

マイナンバーの収集というマイナンバー取り扱いの入り口となるシーンでは、確実にクラウドのシステムの方が、楽で確実な収集ができることになります。

次回はマイナンバーの利用・提出シーンで、オンプレミスのシステムvsクラウドのシステムの詳細な比較をみていきます。

著者略歴

・中尾健一(なかおけんいち)
アカウンティング・サース・ジャパン株式会社取締役1982年、日本デジタル研究所 (JDL)

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