横山彰利監督『ザ・ウルトラマン』アニメ化秘話を語る - 氷川氏も「機電をきちんと表現できている」と絶賛
』(2014年)、『ユリ熊嵐』(2015年)に参加した山田氏が担当。「世代的に小学校の時見ていたので、監督の話が楽しくてワクワクしましたね」と制作過程を振り返る。横山監督から「初代ウルトラマンのトーンに近づけたい」という要望から、現代のマイク以外に、昔使われていた時代のマイクを3本使って録音したことを明かした。そして、「後からどの音を使うか吟味して、懐かしい音を作り上げた」という裏話を披露してくれた。
アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナーでは、"機電"をテーマに講釈。"機電"は、ヒーローや怪獣に機械や電気(電飾)を仕込むことでメカと生物のハイブリッドにすることを指し、氷川氏は「これこそが特撮としてのウルトラマンの魅力である」と語っている。今回のアニメでも、「この部分をきちんと表現できている」と作品を高く評価した。
クリエイターのパーソナルな部分に迫る「クリエイターの法則」のコーナーでは、おなじみの「あなたにとってアニメとは?」という話題になり、杉谷氏は「人」と回答。
「アニメ業界は本当に人手不足なので……」と苦笑いしつつ、「今回の仕事をやっていただいた方、本当にありがとうございました」