くらし情報『ウェザーニューズの超小型衛星「WNISAT-1R」が完成 - 2機目の「マイ衛星」でリベンジなるか』

2015年9月18日 14:30

ウェザーニューズの超小型衛星「WNISAT-1R」が完成 - 2機目の「マイ衛星」でリベンジなるか

ウェザーニューズの超小型衛星「WNISAT-1R」が完成 - 2機目の「マイ衛星」でリベンジなるか
ウェザーニューズは9月15日、開発していた自社衛星「WNISAT-1R」を報道陣に公開した。50cm角の超小型衛星で、北極海の海氷観測が主な目的。地球温暖化により、北極海航路の利用が活発になると見られており、船舶の安全な運行に役立てる。ロシアの気象衛星との相乗りで、2016年3月~4月、ソユーズロケットにて打ち上げられる予定。

衛星開発ベンチャーのアクセルスペースと共同で開発した。両社はすでに初号機である「WNISAT-1」を開発し、2013年11月に打ち上げていたが、搭載機器に不具合が発生したため、海氷観測ができなくなっていた。WNISAT-1Rは、その"リカバリー衛星"という位置づけである。開発費は打ち上げ込みで3億円程度。


○北極海航路は欧州への近道

WNISAT-1Rの大きさは524×524×507mm、重量は43kg。初号機が27cm角であったのに比べると、一回り以上大きくなった印象だ。メインカメラは4台に増え、サブカメラとして初号機と同型のカメラ2台を側面に搭載。観測データの送信用に、高速なXバンド通信機も備えており、観測衛星としての性能は大きくパワーアップした。

メインカメラは4つの観測波長ごとに独立しており、可視光がパンクロ(白黒)

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