沢口靖子、日常生活でも『科捜研』マリコの思考に!? 理系女性にも影響
たとえば映画での登場シーンはビルの屋上でしたが、ワンカットの長回しで、クレーン車を使って、夕日狙いのカットを撮影しました。夕日ですから、本番は一発勝負です。リハーサルを繰り返して日が暮れるのを待って、いざ本番!と。私にとっては初日の撮影だったのですが、熱量がすごかったです。
——時間のかけ方、プラス緊張感が違うんですね。
クレーン車といえば、クライマックスのところで、こちらはスタジオでの撮影でしたが、やはりクレーン車を使って、ワンカット長回しでの3ページほどにおよぶシーンがありました。ここは役者さんたちのお芝居と、カメラの動きとを何度も何度もあわせてから本番に挑みました。
——クレーン車での撮影もすごいですが、今回、沢口さんはワイヤーアクションにも挑まれています。
はい、そうなんです(笑)
——台本を読まれた時点で、「ワイヤーアクションがあるわ!」と気合いを入れたのでしょうか。
いえいえ、台本では3行くらいの表現だったので、まさかあそこまでとは思っていなかったんです。ワイヤーアクションがあるとは聞いていましたが、当日現場に行くまでは詳しい説明がなかったので、私もそこまで考えていなかったんですね。