2015年9月27日 17:00
外見は変わらずも中身は大違い、3D TouchはUIのターニングポイントに - iPhone 6sレビュー
感圧機構を利用した「3D Touch」だ。9月9日の基調講演で流されたコンセプト映像で予感したとおり、Apple WatchのUIとは操作感もUIの方向性も大きく異なる。3D Touchについては、次項で詳細を述べさせていただく。
カメラは「Live Photo」がおもしろい。画面上部の「◎」をタップすると機能がオンになり、以降ふだんどおりシャッターを切ると前後1.5秒の計3秒が動画として記録される。シャッターを切る前から撮影が開始されているという理屈は理解したつもりでいたが、実際に使ってみると考えが変わる。
動画と静止画の差というより「絵本と飛び出す絵本の差」とでもいおうか、たとえわずかでも動きがくわわると写真の表情が変わるのだ。シャッターチャンスを逃さないという利点もあるだろうが、それ以上に表現力・再現力の向上には目を見張るものがある。
AirDropなどで他のスマートフォン/PCに転送すると、シャッターを切った時点の静止画が使用されるため、互換性の問題もない(PCでLive Photoを見たいという需要はあるだろうが)。実際に試してほしいiPhone 6sならではの新機能だ。
●UIのターニングポイントになる「3D Touch」