2015年9月27日 17:00
外見は変わらずも中身は大違い、3D TouchはUIのターニングポイントに - iPhone 6sレビュー
○やはり目玉は「3D Touch」
前述したとおり、iPhone 6sの目玉機能はやはり「3D Touch」だ。感圧タッチ機構自体はApple Watchで先行採用されているため、新味に乏しい感はあるが、iOSとwatchOSとでは感圧タッチを生かすアプリの実装もUIも異なる。watchOSのそれを想像していると、実際に利用したときのギャップに驚くはずだ。
まず、アプリアイコンを押し込むと現れる「クイックアクション」が使いやすい。「電話」であれば最近通話した人物3名と新規連絡先作成用のメニューを、「メモ」であれば新規メモと新しい写真、新しいスケッチを作成開始するためのメニューをポップアップメニュー風に表示する。従来のiOSの操作スタイルであれば、目的の画面に到達するまで数回のタップを覚悟しなければならないが、クイックアクションを使えば"近道"できる。オールドMacユーザには、マウスをワンボタンから2ボタンに変更したときのような、といえばピンとくるだろうか。
アプリによっては、「Peek」と「Pop」の機能を利用できる。
Peekは、画面にある要素を拡大表示する機能のこと。「写真」アプリを例にすると、モーメント/コレクション画面に表示されている小さなサムネイルを押し込むと、その画像がウインドウ状に拡大表示される。