くらし情報『Apple Watchと農家のコラボ - 阿蘇の大地に広がる田園で展開されている先進的なテクノ農業』

2015年9月30日 22:19

Apple Watchと農家のコラボ - 阿蘇の大地に広がる田園で展開されている先進的なテクノ農業

普通の製造業ではありえないですよね。加えて、米の価格はどんどん下がっているのに、製造業のように過程を飛ばすことができないんです」と話す。

内田農場は、阿蘇のスケールを生かした土地利用型農業の確立を目指して設立された。創業は20年前、当時は養豚経営であったが、水害で飼っていたブタからなにから流されてしまい、稲作農家にシフトした。世界重要農業遺産システムにも登録され、稲作に適していると言われている阿蘇の大地だが、内田さん曰く「逆にいうと米しかできない。土地一帯は、大昔はカルデラの沼だった」とのこと。東北と同じで米作以外、不適な土地なのである。

内田さんの内田農場入社は、東京農業大学を卒業した7年前、「卒業式の次の日に父がダンプカーで迎えに来た」と当時を振り返る。
「農業は米を作るだけでなく、何をやってもいい」と内田さん。後継者不足と長年言われているが、それは前の世代の人々の責任、農業に携わるということに関して「夢」を語ってこなかったからだと指摘する。それに対し、内田さんのご両親は仕事から帰るといつも笑顔で、ああ、やってて楽しんだろうなと幼い頃から思っていたそうだ。農業に限らず、一所懸命にやることが大事で、それが顧客の獲得、信用に繋がっていくと内田さん自身の表情も明るい。

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