くらし情報『Apple Watchと農家のコラボ - 阿蘇の大地に広がる田園で展開されている先進的なテクノ農業』

2015年9月30日 22:19

Apple Watchと農家のコラボ - 阿蘇の大地に広がる田園で展開されている先進的なテクノ農業

また、これまで伝承されてきた方法論が、ビジュアライズ、データ化されることで、環境的な要因と作物のクオリティの関係性を明確にすることができ、新たな農業の担い手の育成に役に立っているとのことである。これは本当に革新的なことで、4、50年変わっていないという栽培方法にも変化を齎す可能性が高まってきたと言えよう。

さらにiOS標準のFaceTimeを利用することで、対応が必要な現場にいる担当者と連絡をとりあって、的確な指示を出すことが可能になった。FaceTimeは映像で情報を伝達できるので、広い農場を関係者全員で確認に行くこともなくなった。それ以外にも、メールで顧客対応業務、社内連絡および指示を、LINEで簡単な連絡、圃場の情報共有を行っている。

環境を制御することはできないので、こういったシステムを構築することで状況に瞬時に対応するというわけだ。同じ一次産業でも、農業はその形態の性質上、なかなか今日はダメでも明日があるというわけにはいかない。酪農ならともかく、もしダメなことが起こったら、来年までは何もできないという事態が生じうる世界なのである。
その上で、内田さんは「よく攻めの農業ってことが言われますが、守りの農業も大事で、その守りの部分をICTに担っていってほしい」

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