くらし情報『Windows 10、プライバシー情報収集の実態と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report』

2015年10月5日 20:51

Windows 10、プライバシー情報収集の実態と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

Windows 10、プライバシー情報収集の実態と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
Windows 10は我々のPC使用情報の多くを送信する。これは今に始まった話ではなく、Windows XP時代もOSやアプリケーション上で発生したエラー情報をMicrosoftに送信するテレメトリ設定が存在していた。同社は収集した情報を元に修正プログラムの作成などを行ってきたが、ユーザーはもちろんオプトアウトすることも可能である。しかし、Windows 10も同様に診断データや使用状況データを収集し、Microsoftのサーバーへ送信しているが、現時点ではオプトアウトできない。

これを元に「プライバシー情報が……」という見方をする人もいが、話はそう単純ではない。Microsoftはサービス規約をWindows 10のリリースに伴って改定し、Microsoftアカウント使用環境においてはプライバシー情報を収集することを明確にしている。

例えばWindows 10のアクティベーション時は、プロダクトキーやデバイスに関するデータをMicrosoftに送信しているが、これらのデータは主に不正防止のために用いられ、PCの電源投入時に位置情報の送信も行う仕組みだ。その他にもMicrosoftアカウントごとにユニークな広告IDを作成し、その情報はアプリケーション開発者および広告ネットワークプロバイダーによって共有され、リターゲティング広告やインタレストベース広告に利用されるが、こちらはオプトアウト可能だ。

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