2015年10月7日 12:50
Creative Cloudで"クリエイティブの自由"を手に入れろ- Adobe MAX 2015基調講演・詳報
ひとつはCreative SDKの拡張である。Creative SDKは昨年のAdobe MAXで発表された新機能で、サードパーティのサービスがCreative Cloudのツールの機能をクラウド経由で利用できるというもの。
もうひとつは、日本語のタイポグラフィの分野では業界標準であるモリサワ書体が、Typekitで利用可能になったというもの。モリサワグループとの提携によって、Adobeとモリサワグループが選んだ20書体がTypekitで提供されるフォントに追加されており、これをデスクトップやWebサイトなどで利用することができるという。
Typekitに日本語フォントが追加されたのは今年になってからであり、Adobe製以外の日本語フォントが追加されたのは今回が初めてとなる。日本のデザイナーやユーザーにとっては非常にうれしいニュースと言えるだろう。
○デザイン分野におけるイノベーション
続いて、デザイン分野におけるイノベーションとして、Illustrator、InDesign、そしてAdobe Fuse CCの新機能についての紹介が行われた。まずIllustratorについては、従来よりも「10倍高速で10倍正確」