「RoBoHoN」にシャープが賭ける理由 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
を作れるわけではないのだから、「当たり前の状態に戻った」ともいえる。
●「ココロエンジン」でAIoTに突き進むシャープ
○「ココロエンジン」でAIoTに突き進むシャープ
では、そこでなにをやるのか? 今までと同じジャンルで、同じように製品のクオリティを高くしていくことはできるが、その手法では「そこそこのヒット」は出せても、「見たこともない大ヒット」にはなりにくい。今までにない要素を持ち、独自の進化の余地が大きいものは何か……。そんな観点で生まれたのが「ココロボ」である。
ルンバの登場により、家庭用ロボット型掃除機の市場は一気に立ち上がった。シャープはそのフォロワーという立場である。
だが、ココロボがちょっと違っていたのは、音声での操作及びコミュニケーションの機能を持っていたことだ。家庭用ロボット型掃除機の動きはかわいい。
それをより生かすように、音声によって「キャラ付け」して特徴としたのだ。ロボット型掃除機の命は掃除の能力だが、そこで明確な差別化をするのは、意外なほど難しい。だから、視点をずらして「かわいさを強調」する形で商品性をアピールしたわけだ。
同時に、スマートフォンでは「エモパー」