「RoBoHoN」にシャープが賭ける理由 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
●技術だけでなく「演出」も重要
○技術だけでなく「演出」も重要
RoBoHoNは、ロボットをスマートフォンにしたものである。OSはAndroidをコアとしたものだが、画面操作よりも音声操作を軸にしていること、ロボットの動きを反応に生かす要素があることなどから、かなり中身が異なっている。
ここで軸になるのもココロエンジンで、RoBoHoNはシャープのAIoT戦略の象徴となる。ココロエンジンはネットワークの向こうに本質があり、そういう意味では、画面だけだったエモパーが体を持った、とも言えるだろう。
他方で、RoBoHoNの存在は、別の意味でココロエンジンを象徴するものでもある。
RoBoHoNは、シャープとロボットクリエイターの高橋智隆氏のコラボレーションによって開発されているものだ。高橋氏は、パナソニックが乾電池・エボルタのプロモーション「エボルタ・チャレンジ」に使っている「エボルタ・ロボット」や、ディアゴスティーニから発売された「週刊Robi ロビクルをつくる」などのデザインと開発を手がけた、世界有数のロボットクリエイターである。
高橋氏が評価されているのは、「ハイテクのロボットを開発するから」