鈴木亮平、試行錯誤のリーダー論「人が変わるのは立場を与えられたとき」
組織の上から何か教えようとしているような先生は苦手で。
――今では、座長として組織を引っ張っていく立場になることも多いです。
昔は周りを引っ張っていくといったことも、意識したことはなかったです。それを感じるようになったのは、この仕事をして、責任のある役をいただけるようになってから。だから、近藤にしてもそうですが、立場が人を作るというのは、まさにあると思います。人が変わっていくのは、立場を与えられたときかなと。
――なるほど。そして、先ほどのお話のように、今でも常に試行錯誤しながら進まれているんですね。
自分は未熟ですから。なんでうまくいかないんだろう、こうしたらうまくいくだろうかと、その繰り返しです。日々、反省ですよ。でも最近いいことを聞いたんです。人間って、1日5回はとんでもなくバカなことをする生き物らしいんです。それはもう、すると決まっていると。だから何か失敗してしまって、「ああ、やっちゃった」と凹みそうになったら、「でも5回は必ずなにかしちゃうんだから、まだ1回だからいいや」と乗り越えることにしています(笑)。
■プロフィール
鈴木亮平
1983年3月29日生まれ、兵庫県出身。