2015年10月19日 17:11
"携帯料金下げ"は実現するか!?--総務省が初会合「ユーザー間の不公平是正が鍵」
(2GB以下のユーザーからの利益をヘビーユーザーに補填する構造)を挙げた。多額の端末販売奨励金がMVNO普及の阻害要因にもなっていると指摘した。
その上で、「我々はどちらを選択するのか?」とし、
「端末と回線を再度分離し、端末価格は上がるが、通信料金は安くなる世界。MVNO普及促進」
VS
「端末と回線を一体的に扱い、通信料金はある程度高いが、端末を安く買える世界。MVNO普及に壁」
とし、「解はイチゼロではなく、これらの間にあるはずだが、規制を入れるとイチゼロになりがち」とした。
○「透明性と公平性を柱にした枠組みを示すことが一つの方向性」
北氏のプレゼンテーションの後、各参加者による討議が行われた。
弁護士の森氏が北氏に対し、「論理を逆転し、MVNOの普及が進めば、販売奨励金が減るのではないか」と質問したのに対し、「やはり販売奨励金がMVNO普及が進まない隘路となっている。MVNOが市民権を得るためには、ワンストップで安心して買える環境の整備が必要」とした。
また、全国地域婦人団体連絡協議会の長田氏は、「MVNOを選ぶべきライトユーザーがMVNOを選べない状況になっている。