2021年10月27日 17:30
野村周平、“役者一本”と気負わず心に余裕を「好きなことを突き詰めていく人生にしたい」
役者しかないという焦りがあったら根気詰めすぎてしまうと思うのですが、ある程度の余裕を持っていてもいいんじゃない? という心の持ちようも必要だと思っています」。この野村の考え方は心の健康を保つために大切な気がした。
もちろん最初からその心の余裕があったわけではない。デビューして間もない頃は「仕事がないと休みになってしまう」と焦りがあったという。だが、「なんとかなるんじゃないか」と思うようにして、自分を追い詰めすぎることなくやってこられたようだ。
また、関西人で本当はおしゃべりが好きなのに、現場であまり話さないようにしていた時期があったという。「7年前くらいって俳優は黙っているみたいな風潮があり、その風潮に乗った感じです。それがかっこいいと思って(笑)。
インタビューでも全然しゃべらなかったので、嫌な俳優だと思われていたと思います」。
だが、そこから仕事のオファーが増加。「黙っていたら『コイツよく考えている』みたいに思われるようになって、急にお仕事をたくさんいただけるように。クールぶっていただけなんですけど、いい感じに受け取ってもらえたみたいです(笑)」と振り返る。
そして、「お仕事が順調になってきて、本当はよくしゃべるんですというテンションに戻しました」