「その時々の状況でベストを尽くす」- ピーチのオペレーションの中枢とは
そのため、できるだけ就航させたいという想いがありました。国際便だと海外に取り残されるという場合もありますし。条件がそろったので、遅延もありましたが飛ばすことができたという状況でした」(深澤課長)。
機材数に限りがあるLCCでは、大手などに比べるとイレギュラーがあった場合に動かせる機材に余裕がないのが実情だろう。その中でも、その時に使える機材や乗員が乗務できる時間、空港の運用時間などあらゆることを考えた上で、乗客の利益のために遅延してでも飛ばす。もちろん、できない時は欠航することもあるのだが、深澤課長が言うような「その時々の状況でベストを尽くす」ことがオペレーションコントロールの信念と言えそうだ。