くらし情報『京大、プロジェクションマッピングを応用した外科手術支援システムを開発』

2015年10月22日 17:26

京大、プロジェクションマッピングを応用した外科手術支援システムを開発

臓器が動いたり、変形しても、リアルタイムでの追従が可能であり、かつ使用しているプロジェクターは近赤外線を出さないため、ICG撮影に影響することもないという。すでに同大 医学部附属病院にて2014年9月より臨床試験が進められており、肝切除において、視線移動が不要になるほか、明るい術野での手術の実施、真のリアルタイムナビゲーション、ICGが肝腫瘍に取り込まれる性質を活用した術前・術中に認識できない微小な腫瘍の検出などの効果が期待されているという。

なお研究グループでは、肝切除だけでなく、乳がんに対するセンチネルリンパ節生検、肺腫瘍に対する肺切除/肺移植といったさまざまな外科手術に応用が可能との考えを示しており、今後もさらなる外科医がストレスを感じることなく、患者に安全で正確かつ短時間の手術を提供することを目指した開発を進めていくとしている。

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