くらし情報『LCC・ピーチの新チェックイン機は段ボール!? 遊び心だけじゃない開発の裏側』

LCC・ピーチの新チェックイン機は段ボール!? 遊び心だけじゃない開発の裏側

前野氏は、従来機でも搭乗券の広告収入によって開発費がまかなえていると話すが、通常、投資でしかない設備である自動チェックイン機が、今後はお金を生み出す可能性を秘めることになる。

○トータルで"世界最短チェックイン"を狙う

また、今回の開発で新しくなった機能として、言語選択のオートメーション化がある。Peachでは現在、5言語(日本語、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語)に対応し、自動チェックイン機で言語選択の作業をはさんでいたが、新機では予約コードを読み込むとインターネット予約時の言語がそのまま自動チェックイン機でも表示されるようになる。この機能を活用した新しいサービスとして、乗客の属性に合わせた広告展開も検討しているという。

さらに、新機は190cmと高さを持たせているのにも理由がある。Peachは従来機の自動チェックイン機で、5秒で作業が完了できる"世界最短チェックイン"をうたっている。新機ではチェックイン処理中の時間をさらに短くすること以外にも、空港に入ってからチェックインを完了するまでの全工程でも、"最短"を実現するための工夫を考えた。

それが、遠くからでも一目でも機械の位置が分かる視認性の向上、そして、大きくとられた画面による操作画面と補助画面の使い分けである。

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