2021年11月10日 06:00
宮崎駿監督、『千と千尋の神隠し』舞台化快諾の理由は? すでに海外から多くの問い合わせ
あれから20年、ちょっと感慨深いですよね」としみじみ。同作を舞台化するにあたって、宮崎監督とは「いやになるほど話した」と言い、「彼が最初に言ったのは『いいよ』って、簡単な一言だったんです。なぜかというと、『もう俺の手は離れたから。あんなに多くの人に支持されたから、もう俺のものではないです。みなさんのものだ』そんな感じでした」と明かす。
さらに同作をケアードが演出することについて、鈴木プロデューサーは「『耳をすませば』という映画を作る時、実はヒントにしたのが、イギリスの方が撮ったドキュメンタリーで、日本の中学生を追いかけていたものだったんです。『イギリスの人が作るとこんなに面白くなるんだ』と。それを宮崎と2人で話したのを覚えてます。
だから今回もジョンは間違いなく素晴らしい舞台を作ってくれると思います。宮崎も彼と話して、非常に意気投合してましたから」と信頼を寄せた。
宮崎作品の大ファンだというケアードは、原作映画について「演劇的な作品だ、これは絶対舞台になると常々思って来た」と明かす。「鈴木さんと宮崎さんにお会いして。絶対にいいとは言ってくれないだろうなと思いながらお話をさせていただいたら、『いいよ、やって。