米HPがHPとHPEに分社化、HPE日本法人吉田社長が事業戦略を説明
そのために、われわれはハイブリッド・クラウドに移行してきた」と吉田氏。
また、クラウドの勢いが増すなか、クラウド事業への注力を表明するベンダーが増えているが、吉田氏は「これまでの変革でインフラの重要性を実感している。HPEはこれからもインフラのビジネスを継続していく」とアピールした。
さらに吉田氏は就任以来、顧客と会話するなかで「グローバル化のサポートをしてほしい」という声が多かったとして、「日本をもっと元気にしたい。元気な企業、元気になった企業の後ろにHPEがいるという状況にしたい」と、日本法人としての戦略を語った。
なお、米HPは10月21日にパブリッククラウド「HP Helion Public Cloud」を2016年1月末をもって終了することを発表している。これについては、「今後、パブリッククラウドについては、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureと提携するとともに、われわれはバイブリッドクラウドの構築に軸足を移す。OpenStackを」とした。
Helionブランド自体がなくなるという報道もあるが、あくまでも提供をやめるのはパブリッククラウドのみで、その他の製品やサービスの提供は継続する。