watchOS 2で、Apple Watchは「電話になった」
また、デバイス連係機能を利用して、iPhoneに着信した通話を、近くにあるMacやiPadなどで受話したり、MacのSafariに表示されている電話番号をクリックして、iPhoneの回線で発信することもできた。
しかし、iOS 8時代には、Wi-Fi通話をONにしてしまうと、これらの通話連係機能が利用できなくなる制限があった。
iOS 9に変わると、通話関連の機能も少し整理された。Wi-Fi通話が複数のデバイスをサポートするようになり、iPhoneから認証をとれば、iPadやMacから、その番号で通話の発着信機能を使えるようになったのだ。
○こうして、Apple Watchは電話になった
ここまで説明したところで、Apple Watchで携帯電話番号による音声通話ができるようになるからくりが分かったのではないだろうか。
iPhoneからApple Watchを、その番号でWi-Fi通話で通話できるデバイスとして認証することで、Apple Watch単体でも音声通話の発信・着信ができるようになるというわけだ。
また、Apple Watchでこれまで対応してこなかったFaceTimeオーディオの発着信もサポートしており、iPhoneが手元になくても音声での通話を行う幅がひろがっている。