くらし情報『ホームオートメーション中心に独自のIoT戦略を進めるBroadcom』

2015年11月6日 16:14

ホームオートメーション中心に独自のIoT戦略を進めるBroadcom

現段階では市場規模がゼロに近い分野すらある。予測の数字がとてつもなく大きいのはIoTに対する期待の表れだろうが、現実との差が大きすぎる。半導体産業がいままで扱ってきた数字よりけた違いに大きな数字をそのまま事業計画に落とし込むわけにはいかない。そこで、当社はIoT市場を現実的な分野で再定義し、それをもとに事業戦略を立て、実行に移すことにした」(Hurlston氏)

同社が再定義したIoT市場の分野は、

ウェアラブル
繋がる自動車(Internet of Vehicles:IoV)
メディカル
ホームオートメーション

の4分野である(図3)。

このうち、同社が最も期待をかけている分野はホームオートメーションだという。同社の推計によれば、ホームオートメーションに該当するネットワーク接続機器の市場規模は2015年の段階では2500万台(図4)。

このうち、85%に相当する2130万台がセーフティ & セキュリティ(インターネットを利用した安心安全目的の機器)が占める。280万台が2020年までにエネルギー(インターネットを利用して省エネルギー化を図る目的の機器)、120万台がアプライアンス(インターネットに繋がった白物家電などの機器)。

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