2015年11月6日 16:14
ホームオートメーション中心に独自のIoT戦略を進めるBroadcom
セーフティ & セキュリティは今後年平均成長率77%で成長すると同社は予測している。エネルギーは74%で成長し、アプライアンスの成長は28%に留まる。この結果、2020年にはホームオートメーションに該当するネットワーク接続機器の市場規模は30億台を超えると予測される(図5)。2020年には、これだけの数のネットワーク接続用半導体デバイスが必要になると言うことだ。
Hurlston氏は、「個々の電子機器を別々に制御する"point to point(点から点へ)"の使い方から、複数のスマートな機器がシームレスにつながって連動する方向へ変化していく。いわば機器の質的変化により、ホームオートメーション市場は急拡大する」と見ている。
同氏は、それをいくつかの具体例で説明した(図6,7,8)。「今は、スマートフォンから玄関ドアの鍵の開閉や照明器具のオンオフを別々のアプリで制御するのにとどまっているが、インターネットに接続する器具が増加するにつれて、これら別々の機器をシームレスにつなげた使い方が可能になる。
白物家電などでも同様で、機器が繋がれば繋がるほど、ユーザーにとってメリットが大きくなる」。