2015年11月11日 21:00
作曲家/プロデューサーのJeff MiyaharaがiPad Proをチェック - これなら湧き上がったアイディアを逃さない!
微細な動きも捉えてくれるので、細かいニュアンスを表現するのに非常に向いていると感じました。現在のGarageBandのバージョンでは、ボリュームの情報などをApple Pencilで書き込むことはできないのですが、これは次期バージョンでの対応を期待したいです。プロユースのアプリでは「Cubasis」や「Auria」がコントロールカーブを入力できるので、この辺りのアプリもApple Pencilでの操作感を試してみたいですね。
音の話になったので、スピーカーについても触れておきます。四隅に配置されたスピーカーは、どれからもローが出ているのですが、iPad Proを設置した際、上方となる左右はミッドからハイのスピーカーとなって、高い周波数帯が出力されるという特徴的な機構を備えています。この調整は自動で行ってくれ、縦向き、横向き、どちらでもベストなバランスでのリスニング環境を提供してくれます。薄いボディからは想像できないくらいの音量が出るので、音楽を聴くのはもちろん、映画やゲームでも迫力のあるサウンドを楽しめます。スマートフォンやタブレットで音楽を聴くというのは当たり前になってきているので、僕らもそういったリスニング環境でもいい音で聞こえるようなサウンドプロダクションを考えていますが、こうなってくると、iPad Proをリファレンスモニターとして使用するという場面が出てくるでしょうね。