くらし情報『不明だったほ乳類の発情などを促すフェロモンをオスヤギから検出 - 東大』

2014年3月4日 10:22

不明だったほ乳類の発情などを促すフェロモンをオスヤギから検出 - 東大

不明だったほ乳類の発情などを促すフェロモンをオスヤギから検出 - 東大
東京大学は2月28日、農業生物資源研究所(生物研)との共同研究により、ヤギにおいて本来性腺活動が停止している非繁殖期のメスが、オスまたはオスの匂いを感じることで排卵と発情が誘起される強力な性腺刺激現象「オス効果」に着目し、メスヤギにおける脳の生殖制御中枢の活動をリアルタイムで観測することが可能な新たに開発した「バイオアッセイ」を用いて、オスヤギの頭部より放出される多くの物質の中から生殖制御中枢に促進的に作用するフェロモンとして、「4-ethyloctanal(4-エチルオクタナール)」という新奇の揮発性化合物を同定したと発表した。

成果は、東大大学院 農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 博士課程3年の村田健氏(当時)、同・武内ゆかり准教授、同・森裕司教授、同・農学生命科学研究科 応用生命化学専攻の渡邉秀典教授、生物研 動物科学研究領域 動物生産生理機能研究ユニットの岡村裕昭ユニット長らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、2月27日付けで「Current Biology」に掲載された。

動物のコミュニケーション手段として嗅覚は重要な働きをしており、フェロモンは特に同種間のコミュニケーションに利用される物質だ。

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